コラム

ECビジネスの基本【ファレット】

2012年11月5日 | 中小企業と経営

某セミナーでECサイトの立ち上げをされている社長とお話をする機会がありました。
ブランド服のリサイクル品を販売するECサイトを運営されているとのことでした。

じっくり時間をかけて膨大な商品ページを丁寧に構築されたとのこと。
サイトを拝見すると、商品点数に圧倒されました。
何点掲載されているのかわかりません(汗)
サイト構成とコンテンツが実に充実していることにまたびっくりです。

ネット通販では商品を手にとって確かめることができません。
しかも取り扱い品が中古となるとお客様は不安や気になることがいっぱいのはずです。

こうしたお客様の不安を徹底的に解消すべくお客様が気になるであろうポイントが明確にわかるように写真撮影してあります。ダメージなども丁寧な説明がテキストで付されているのです。これだけの情報を提供するためにこの会社は、商品の状態を手と目で厳格に検査するだけではなく、お客様の気持ちを推し量って商品ページを作成しているに違いありません。

社長にお伺いすると、ネットショップもリアル店舗と同じ、お客様目線で説明を尽くすのが商売の基本!とのこと。ネットショップだからこそ、より丁寧に、よりわかりやすくお店を作られているのがわかります。
『売る』のではなく、『お客様に喜んでもらうこと』を第一にされている社長だと実感しました。リピーターも加速度的に増えているようです。当然でしょうね。

顧客第一主義を宣言するのは誰でもできます。
しかし、これを実践するのは容易ではありません。
根気と信念があればこそできることだと思う出会いでした。

優れたECサイトの事例としてご参考になればと思いました。

アウトレット&リサイクルショップ【ファレット】

『フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』

2012年9月18日 | 読書

数学から離れて早や29年。
毎日数字を扱ってはいるけれど四則演算が基本。
数学というよりも算数の世界。我ながら情けない(汗)

大学受験をしていたころ数学はもっとも好きな科目だったはずなのに、今となってはすっかり忘れてしまった。NHKの高校数学を観ながら、フムフムそんな話もあったな。。。

フェルマーの最終定理とは

3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがない(nは乗数でn乗を意味します)

というもの。
簡単な数式なのに全くわからない。

本書の解説を読んでもまったくわからない。
数学者の10%もワイルズの「証明」を正確に理解できていないであろうというのだから僕にわかるはずもない。

しかし、本書は数学トンチンカンの人にも興味深く読めてしまう。
数学の歴史を語りつつ、基礎概念を順番に説明してくれている。
有理数、無理数、素数、虚数。。。

虚数がいったい何者なのか高校時代に頭を抱えたのを思い出す。
なんだかよくわからないけど、パズルだと思って計算問題を解いていたが、本書で少しだけ理解できた気がする。

数学(数理論理学)は「パズル」そのもの。
ただし、何となくできたではなく、絶対的な論理の積み重ねによってのみ価値を認められる世界。他の自然科学とは全く異なる世界。

小学校までは「算数」、それが中学になると「数学」という科目に名称が変わった。
中学から高校までの「数学」が実は本書で解説されている数学の歴史を辿る基礎であったことがわかる。

中学数学では「○○について証明せよ」というのがあった。

この世界が「数学」の世界のようだ。

今頃こんなことを知るとは情けない限りだ。

計算問題を解けという前に、「数学とは何ものか」を教えてもらえれば、数学に対する認識が変わっていたかもしれない。

中学数学からもう一度取り組んでみたくなりました(笑)

『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』

2012年9月16日 | 読書

400万の中小企業の7割が粉飾決算をしている!?

おいおい、そんなこと言っていいのかよ!?
と思って本書を購入してみました。

でも、どう調べたらこういうデータが出たのか根拠が明確にされていませんでした。
ほとんどすべての会計事務所が、粉飾決算の協力しているかのようなくだりを見つけるたびに「一緒にしないでもらえないだろうか!」という税理士が7万人ぐらいいるはずだ!と思ってしましました。

この本に書かれていることに大きな間違えがあるとは思いません。
銀行員が巨額のノルマを背負っていることはしばしば耳にしました。「ビジネスローン」全盛時代はよく聞きましたが最近はあまり聞きません。
銀行融資を頼りに事業継続している会社が多数あった時期は確かにありました。
経営者の多くが銀行の顔色をうかがって神経質になっているのは事実でしょう。

確かに、保証協会付でなければ銀行から融資を受けにくい現実はあります。
赤字の会社でも、債務超過の会社でも、条件とタイミングさえ合えば融資が実行されていました。粉飾は必須ではありません。粉飾すれば借りやすいのも事実でしょう。でも、中小企業のほとんどが粉飾することで生き延びているということには同意できません。
どの会社も必死に生き延びるための努力をされています。粉飾以外の手段で。

本書の事件が地検特捜部の取り上げるべき事件であったかは疑問ではあります。
自動車のスピード違反を特捜部が刑事告発しているようなものだ、といった部分には「確かに」と思いましたね。
特捜部とはそういうところなのか、公権力とはかくも恐ろしいところなのかと考えながら読み進めました。公権力がどのような論理で捜査と証拠固めをしてしまうのか、裁判がどのようなものなのかはある程度予想できるところではありました。彼らは「世間知らず」なためこんなことが起こってしまう、というのも一部うなづけるところでもあります。

こうした崖っぷちは誰もが気が付かないうちに通り過ぎているものなのだと思います。
誰もがいつ崖っぷちに躓いて谷底を見るかもしれないということを認識しておくべきでしょう。

これぐらいはどの会社でもやっていることだ!

そう思うのは自由ですけど、意外とそんなことはないかもしれません。

税の世界でも同じです。

強制調査権を持った調査官が令状片手に突然訪問してくるかわからないのです。

ネットで報道される脱税事件の規模をご覧になればよくわかるはずです。




無料相談のお申し込み

起業・経営に関することなど、お気軽にご相談ください。

対談:独立開業ものがたり

上原将人(上原公認会計士事務所) × 阿部淳也(1PAC. INC.)

コラム

あなたの悩み解決を手助け。
上原公認会計士事務所所長の上原将人によるコラム。

お客様の声

お客様から頂いた声を事例としてご覧ください。