コラム

税金や社会保険を滞納している方へ

2011年2月2日 | 税金の基礎知識

資金繰りのために税金や社会保険を滞納していませんか?

中小企業の資金繰り実務の話です。
税金や社会保険を滞納していない方には関係ありませんので無視してください。

中小企業が資金繰りに苦しくなると税金や社会保険を滞納してしまうことがあります。

仕入先や銀行への支払を遅らせたら信用不安が起こり、経営の大きなマイナス要因になってしまう。役所に対するものであれば、直ちに信用不安にはならないのでこれを資金繰りについ使ってしまうというものです。公租公課は分割で支払うことを誓約すれば何とかなる。。。

このような経営者の考え方は古いといわなければならないかもしれません。

税金等の徴収が厳しくなってきている

確かに、前記のような実務はありました。現在もあると思います。

しかし、役所が従来と同じようなスタンスかどうかは別問題です。

昨年あたりからお役所の徴収が非常に厳しくなってきています。

社会保険の場合、事務年度である3月末を越える分割納付は認めない。どうしても越えてしまう場合には担保提供が必須。

税金の場合には、新たに発生する税金(当期の税金)の納期限を越える分割納付は認めない。越える場合にはやはり担保提供が必須。

上記のような条件で納付の誓約がなされない場合や督促に対して誠実ではない会社に対しては、容赦なく差押をしてくる可能性が高くなっているように感じます。
幸い当事務所で差押を受けたケースはありませんが、数年前とは役所のスタンスがだいぶ違うように感じています。

資金繰りに対して古い感覚でお役所をみていると大変なことになりますのでご注意ください。





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本記事の内容は投稿時点での税法、会計基準、会社法その他の法令に基づき記載しています。また、読者が理解しやすいように厳密ではない解説をしている部分があります。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行うか、十分に内容を検討の上実行してください。当事務所との協議により実施した場合を除き、本情報の利用により損害が発生することがあっても、当事務所は一切責任を負いかねます。




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