スポンサーが若手経営者に経営を委託する場合の機関設計
2009年8月12日 | 起業支援
若手起業家に投資する
余裕資金を若手起業家に託してベンチャービジネスを応援されることがあります。資金は出すが経営は行わないというエンジェル的スポンサーの立場に立った場合、会社の機関はどのように設計するのがよいのでしょうか。経営者が大株主である場合には、ほぼ株主の利益=社長の利益といえますが、第三者を巻き込んで起業を行う場合、経営者の暴走を阻止する手段を機関設計に反映させておく必要があるともいえます。今回は、経営者の立場からの仕組みではなく、株主の立場からの考え方を整理しておきます。 続きを読む
オーナー経営型中小企業の機関設計
2009年8月11日 | 起業支援
オーナー型中小企業
典型的な同族会社では、社長が株式を100%所有していたり、社長とその親族が100%を所有していることが多いものです。所有と経営が完全に一致しているのがオーナー型中所企業の特徴です。別の言い方をすれば、所有と経営の「完全支配」となっていることがほとんどだと思います。「完全支配」という考えも当然あり得るのですが、財務体質が脆弱な起業したての会社では、税金のことも考慮しておく必要があるかもしれません。 続きを読む
中小企業の機関設計パターン
2009年8月10日 | 起業支援
複雑になった会社の機関設計
会社の設立に際しては、会社の機関を決定する必要があります。「機関」というのはあまり馴染みのない言葉だと思いますが、株主総会、取締役会、取締役、監査役会、監査役、委員会、会計監査人、会計参与を意味します。現在の会社法ではその会社の運営のあり方としてこれらの機関を組み合わせて決定できることになっています。 続きを読む
